| HOME >> 決勝大会 >> 決勝大会レポート |
決勝大会レポート |
11月13日(日) |
| |
 |
いよいよ決勝大会当日。
昨年まで東京で開催されてきた決勝大会。今年は、「高校生のアイデアで、日本を笑顔にする」という大会の趣旨のもと、全国の高校生が手を携えあい、未来をともに作っていくメッセージを強く前向きに発信していきたいと、3月11日、東日本大震災で被災した宮城の地、宮城県小牛田農林高等学校で開催されました。そして、その地に地区大会、敗者復活を勝ち抜いた高校生たちが集結しました。 |
校門には美術部のみなさんが作ってくれた看板。さらに、園芸部による苗ポットで作られたウェルカムボードも!そのほかにも、写真部は記録写真、ホームメイキング愛好会は手作りクッキーのプレゼント、そして農業クラブのメンバーが中心になって会場の設営や運営、ステージの進行など、小牛田農林高校のみなさんにさまざまなお手伝いをしていただきました。
そして、小牛田農林高等学校 音楽部と宮城県涌谷高等学校 吹奏楽部のみなさんによる素晴らしい演奏も大会に華をそえました。 |
|
 |
| |
 |
スポットライトのなか、気仙沼出身のマギー審司さんと村上アナウンサーの2人が登場し、ついに決勝大会がスタート。決勝進出11チームは司会のコールとともに登壇。審査員の紹介後、共催者であるJAみどりの代表理事・大坪輝夫組合長より開会宣言が行われました。
『地域を笑顔にしたい』という想いのもとあつまった高校生たち。今回はその中に自らも被災しながら、地域で活躍した高校生・岩手県立大槌高等学校家庭クラブ、そして福島県立磐城農業高等学校のみなさんに特別プレゼンテーションを行ってもらうため、参加していただきました。 |
|
 |
| |
 |
大槌高校は、岩手県大槌町にあるただ一つの高校です。
東日本大震災で、町は人口のおよそ10人に1人が死亡や行方不明となりました。津波で市街地は壊滅。大槌高校は町内唯一の高校で高台に位置していたため、震災直後から1,000人を越える避難者が殺到しました。 |
| そうした中で、自らも被災者でありながら、避難所となる学校のマネジメントを手がけ、自衛隊とのやりとり、食料・衣類の配分、清掃活動、高齢者の世話や対応などあらゆることを数ヶ月にわたり自主的に実施してきたのが大槌高校の生徒でした。 |
| 「体験が風化しようとしている今、小さな大槌町にもこんな高校生がいたということを知って欲しい」という顧問の先生の想いを受けて、この度の特別プレゼンテーション実施となりました。 |
|
 |
| |
 |
| 午前と午後に分けて、プレゼンテーションが行われました。プレゼンテーションの順番は前日に抽選で決定。会場校である小牛田農林高等学校は、敬意を表して最終プレゼンテーションとなりました。 |
司会との学校・メンバー、プロジェクト紹介など、楽しいやりとりの後、各チームが10分間のプレゼンテーションを実施。
プロジェクトは、テーマ選定の着眼点、独創性、構想力、そして決勝では特に、実践と成果に注目して審査が行われます。 |
| プレゼン終了後には司会からのインタビューや、審査員からの質疑応答も行われました。 |
|
| |
<午前の部> |
●福岡県立遠賀高等学校 チーム名:遠賀高等学校 商品開発室
●広島県立油木高等学校 チーム名:笑顔広げるミツバチ姫チーム
●愛媛県立新居浜商業高等学校 チーム名:新居浜商業高校NC★SHOP部
●神奈川県立相原高等学校 チーム名:M:T:C@rrot(エムティー・キャロット)
●敗者復活枠 頌栄女子学院高等学校 チーム名:NKG★12 〜12人のにっこりガールズ~
●京都府立桂高等学校 チーム名:京の伝統野菜を守る研究班 |
 |
| |
 |
| 決勝大会前半戦6チームのプレゼンテーションも終わり、会場には大型の寄せ書きパネルが登場。プロジェクトを通じさまざまな人とのふれあいや地域を笑顔にしたいという気持ちを忘れないでほしいという願いを込め、マギーさんが『故郷』、村上さんが『絆』の文字を書き入れました。さらに大会に参加した高校生の皆さん、会場のみなさんに、プロジェクトやプレゼンテーションの感想、メッセージを自由に書いて頂くため、会場に設置されました。 |
|
 |
| |
 |
| |
<プロジェクト展示紹介> |
| プレゼンテーションの場はステージだけではありません。会場にはプロジェクトの取り組みを紹介する展示コーナーも。審査員が訪れ、成果物の試食やプロジェクトに関する質問を各チームに行いました。 |
 |
| |
<「岩手・宮城・福島 高校生の地域プロジェクト」展示> |
| また、被災県の高校生が、地域の笑顔のために取り組んだことをまとめた「岩手・宮城・福島 高校生の地域プロジェクト」展示コーナーも併設。宮城県学校農業クラブ連盟加盟校を中心とした18校のレポートを、熱心に見ている方がたくさんいらっしゃいました。 |
 |
| |
 |
休憩をはさみ、午後の部がスタート。トップバッターは、磐城農業高等学校 食品流通科のみなさん。
磐城農業高校は、昨年度の「ごはんDE笑顔プロジェクト選手権」決勝大会進出校。そうした縁からこの度の発表が実現しました。 |
| 福島県いわき市は、3月11日の地震や津波の被害のほか、4月11日、12日に2日連続で震度6弱の余震を受けました。その震源地のほぼ真上に位置する磐城農業高校はこの余震で校舎が座屈、食品科工場も壊滅。昨年決勝に進出したプロジェクトの取組みである、規格外作物を活用した「梨ジャム」の生産もままならなくなりました。 |
| しかしそれを聞き及んだ地元JAいわきが、加工場提供を申し出。磐城農業高校は自ら開発した「梨ジャム」の加工生産を10月から再開しました。そして、現在は放射能による風評被害に立ち向かっています。 |
|
 |
| |
 |
| |
<午後の部> |
●北海道美幌高等学校 チーム名:美幌ブランド豚を生産せよ!!
●岐阜県立飛騨高山高等学校 チーム名:木曽馬の薔輝
●長野県下高井(しもたかい)農林高等学校 チーム名:自然宅配「ブナ便カヤノ平」
●宮崎県立宮崎農業高等学校 チーム名:宮崎農業高校園芸流通部
●宮城県小牛田農林高等学校 チーム名:ランジェリーピンク |
 |
| |
 |
 |
 |
| 各チームのプレゼンテーションの後には、審査員からの質問の時間がありました。取組みの内容やテーマについての賞賛の意見も多く、またチームのメンバーがしっかりと応える内容に、審査員も納得。各賞を決定する審査会では、各チームの取組みのレベルの高さに議論も白熱したものになりました。 |
|
| |
 |
| 審査中に会場では、食や地域・ふるさとに関する、マギーさんの体験やエピソードを交えてのトークコーナーが行われました。会場の皆さんにも「YES」「NO」のカードでアンケートに答えていただきながら、ふるさとや食に関するトークが繰り広げられました。 |
|
 |
| |
 |
すべてのプログラムが終了し、あとは結果発表を待つばかり。その前に、審査員全員が登壇し、代表して藤田智さんより全体講評。そして、いよいよ結果発表!
厳正なる審査の結果は次の通りです。 |
|
 |
受賞チームには表彰状、トロフィー、副賞が授与されました。
さらに、特別プレゼンテーションを行った2チームには、「地域を笑顔に特別賞」がおくられ、表彰状を授与されました。 |
|
 |
 |
| |
 |
長期間にわたり開催された『ごはんDE笑顔プロジェクト選手権』もいよいよ終わり。
この大会の主催者である全国農業協同組合中央会 冨士重夫専務理事より閉会の挨拶がありました。また、決勝大会出場者、司会、審査員の方々とともに、大型寄せ書きを囲んでの記念撮影。そして、最後は全員の『地域を笑顔にするぞ!オー!』の掛け声とともに、今年の大会の幕が閉じられました。 |
|
 |
| |
交流会 |
| 決勝大会後には、参加チームがあつまり交流会を実施。チームや高校、地域の枠を超えお互いの健闘を讃えあったり、これまでの感想やエピソードを話したり。また、大会のプレゼンテーションにも出てきた各地特産品などの試食ふるまいもありました。決勝大会とはまた一味ちがい、終始リラックスムードで、みんな笑顔で交流会を楽しみました。 |
|
 |
| |
11月14日(月) 特別プログラム |
| 大会翌日の14日(月)には、決勝に出場した北海道から九州までの高校生、小牛田農林高等学校の有志あわせて約60名と、決勝大会の司会をつとめたマギー審司さんらが一緒に石巻市雄勝町を訪問しました。 |
|
| |
 |
| 自らも被災者である佐々木勇人さんのお話を伺いながら雄勝町の旧公民館へ。そこには、大型バスが乗ったままの旧公民館や瓦礫が山積みになっている沿岸部など、震災の爪あとが色濃くのこっており、改めてその被害の甚大さを痛感しました。 |
|
 |
| |
 |
| 雄勝町の地元農家・高橋哲郎さんの田畑は震災で全壊、現在は荒地となっています。しかし、現在妹さんの土地を借りて農業を再開されており、復興に向け日々たゆまぬ努力を続けられています。一行は田畑を見学し、お話を伺いつつ、大根の収穫を手伝わせていただきました。 |
|
 |
| |
 |
高校生たちは真剣な表情で「いま私たちにできることは何か?」など、沢山の質問をお二人にぶつけていました。
最後に、高校生たちが栽培した農作物や企画生産した商品などを、雄勝町の方々へ手渡しました。そして、高校生代表が感謝の気持ちを述べるとともに、被災地の現状をより多くの人々に伝えていくことを約束しました。 |
|
 |