北海道東北地区大会リポート

2009年9月27日(日)午後1時~
岩手県花巻市「JA総合営農指導拠点センター」にて開催

☆プレゼンテーション☆

ミラクルライスⅢ (山形県立村山農業高等学校)
「☆ミラクルライス“2009”☆」

「私達はオリジナルのお米で故郷を笑顔にします」

 ピーンと張り詰めた雰囲気漂う中でのトップバッター。作業着姿で堂々と登場した3人組。メンバー構成は男性2人と女性1人。男性が実物の稲穂を付けた、幅2m高さ1.5mはあろうかという大きなロールパネルを動かし、女性が説明をしました。
彼らが作るのは、日本のお祝い事に欠かせないおもちです。プレゼンでは、従来のもち米は食感や病気に対する抵抗性に課題があったと発表。そこで登場する高校生が自ら作り上げたオリジナルもち米【ミラクルクィーン】。栽培の具体的作業や試食の反響を通じて、育てる時から食べる時まで笑顔を作りだせるのが【ミラクルクィーン】であるとアピールしました。食感を大切にした独自のもち米!お米の消費拡大に向けて大きな期待が湧くものでした。
また、説明するメンバーの表情が爽やかな印象を会場に与えていました。

Q・食感が非常に気になるのですが、普通のおもちと違って、どんな食感なのでしょうか?
A・普通のおもちは粘っとしていて柔らかいですが、ミラクルクィーンは程良い硬さがあり、
  ベタベタしたものを好まない人たちにも受け入れやすいもち米だと思います。
ミラクルライスⅢ(山形県立村山農業高等学校)
愛農☆野SHY部 (秋田県立大曲農業高等学校)
「野菜オーナー制度」

「僕達は、野菜栽培を通した交流で故郷を笑顔にします」

 グループ名にあるように、メンバーは『SHY』なのだそうです。しかし、ステージは明るく確かなものでした。プレゼンは、寸劇で野菜オーナー制度を発表。若い男性が演じる主婦(女装)は微笑ましい姿で、会場からは笑いも起こりました。用意したパネル「枝豆が出来るまで」も可愛いできばえ。実物の枝豆も準備して、栽培、収穫、料理会までの写真もあり、参加しているオーナーみんなの笑顔がとてもすてきでした。
小さな枝豆でオーナーが大きな喜びを得る。消費者を自然と笑顔にさせる、循環が上手くいっている制度だと説得性も高く、充実した発表でした。

Q・この活動を通して、得たことはなんですか?
A・オーナー制度を理解してもらうために、自分たちの伝える力やコミニケーション能力を
  高める事が出来ました。また、栽培管理に取り組むことで、野菜栽培に対しても自分たちの
  責任感を得ることが出来ました。

Q・オーナーはどのように集めたのですか?広報はどんな形で、チラシだけでは駄目なのでは?
A・地域の方に協力して頂き、いろんなところに宣伝ポスターを貼りました。
愛農☆野SHY部(秋田県立大曲農業高等学校)
情熱料理人 (青森県立百石高等学校)
「ハーブであなたの笑顔を見隊!?」

「ハーブであなたの笑顔を見たい」

 白い服に赤いコックタイ。まさにシェフの格好でステージに登場した三人組は一気にステージを「ビストロ」に変化させました。発表の形は寸劇で、ハーブの栽培から収穫、商品化までを写真やパネルでアピールしました。
一般的には、使用法がわからずなかなか手が出せない印象のハーブ。それが幅広い料理にアレンジ出来ることがよくわかるプレゼンです。ここであえて洋食でない和食に挑戦したのもユニークな取り組み。生産者に弟子入りし、育て方を教えてもらい、涙ながらに栽培したという苦労話は感動ものでした。きっとこの経験は、収穫したあと、消費者に提供していく事で貴重な思い出へと変わっていくのでしょう。プレゼンの中盤から後半にかけては、自分達が何よりこの雰囲気を楽しんでいる様子が伝わりました。安心安全な食材として誕生したハーブは、これから多くの心を癒していく、そう感じられました。

Q・香るせんべい汁とはどのような味なのか説明して下さい。また、評判はどうですか?
A・青森の郷土料理・せんべい汁。これをアレンジしてコモンタイムをちりばめたせんべいを
  使います。和風のせんべい汁というよりは、洋風のせんべいスープに近くなると思います。
  試食でも評判が上々でした。

Q・苦労した点は?
A・自分達にとってハーブは未知の世界だったので、全国的に有名なハーブ園に弟子入りし、育て方を教えてもらいました。とても大変でしたが、為になりました。
情熱料理人(青森県立百石高等学校)
ISHIDAGUMI (北海道美幌農業高等学校)
「ハッカの香るまちづくり~世界一の北見ハッカを再び!~」

「私達はハッカで故郷を笑顔にします」

 ナレーターの話に合わせ、二人が生徒、農家、館長の三役を演じるという設定。
このグループ、ナレーションのうまさが抜群でした。声のトーン、間の取り方、言葉の丁寧さなど、あまりのレベルの高さに観客は完全に引き付けられていました。この場で発表されたのは、北見のハッカは有名であっても生産者がほとんどいなくなっている事実。だからこそ今、若い世代が立ちあがり、活動を地域おこしにつなげたい。それが自分達の栽培意欲も高めている。グループのプロジェクトの目的が歴史と共に、より深く伝わりました。そしてパフォーマンスも会場を沸かせました。
発表半ばでは、ステージの枠を飛び越え、審査員席に降りてハッカ油の香りをアピール。
『嗅いでみたいなー』と思っていた矢先の出来事に、審査員も笑顔の面持ち。散布されたハッカの香りは会場全体も包みました。すぅ~っぷハッカレー、ハッカアイス。ふるさとを思うアイデア料理は、きっとこれからも続いていくのだろうと感じられました。

Q・お子さんや高齢者の方にハッカを取り入れるのは難しいのでは?
A・これからもっともっと試行錯誤してみんなに受け入れられるような形にしていきたいです。

Q・幼稚園や保育園で予定している試食の企画。今後どのように広げていきたいですか?
A・地域はもちろん全国の皆さんに愛されるようなカレーをはじめ、ハッカを使った物で
  みんなを笑顔にしたいと思っています。
ISHIDAGUMI(北海道美幌農業高等学校)

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